2013年度の声

1.今までの活動を振り返って、良かったことや印象に残っていることはなんですか?

○良かったこと○
●WSについて

・伝えたいことが伝わった

・反応がよかった

・回数を重ねる度にWSの質が良くなり、チーム内も回数を重ねる度に成長している

・WSの作成・話し合いの段階で、発見がたくさんあった

・今年は参加者に、教えるのではなく、より考えるWSにすることを重視できた

・メンバーの人数が増えてきたが、子どもたちが楽しみながらも真剣に学んでくれるWSを提供できたこと

・準備は毎回ドタバタしていたけど、本番では致命的なミスもなく計画通りにやれていたこと

・WSを作成する中で、“これはいいリアクションが期待できる”と思ったものにねらい通り食いついてくれた時

・全体的に子どもたちのノリはよく、我々も全力投球できたと思う

●子ども(学校)について

・派遣先の小学校や中学校の生徒の子どもたちとふれ合いながら、楽しみながら社会や世界の諸問題について、一緒に考えることができたこと

・子どもたち(生徒)と一緒にWSをできたことが本当に良かった。生徒が一生懸命で親しみやすかった

・生徒と仲良くなる

・小学生が楽しみつつ学んでくれた

・思っていたよりも、小学生の反応がよかったこと

●チームについて

・みんな時間を守って集まった

・チームがなごやかで、ミーティングの際、意見が出しやすくなった

・ミーティングが上手くいかず、内容が進まない時が多くあったが、粘り強く参加できた

・みんながフォローし合ってWSを実施できたとき→周囲のフォローがない状況は非常に孤独で辛い

●自身について

・インストラクターを通して色々な考え方や人に出会うことができたこと

・自分自身のためになる話を多く聞けたこと

・大人数の前で大きな声を発することが苦手ではなくなった(個人的に)

・初年度だったが、今まで取り組んだことのないことにチャレンジでき貴重な体験だった

・上下のつながりができたことはすごく良かった

・人数が足りないチームの手助けをし、わからないところはそのチームのメンバーに聞いて、チームの補助をすることができた

・他大学との交流

・上級生として、下級生への指導が6~7割は上手くできたこと。今まで4年間、活動して得たノウハウを上手く説明できたのかなと思う

○印象に残っていること○
●WSについて

・ひとつのWSを作り上げるのは大変なんだと思った

・チーム最初の頃に作った30分WSが印象に残った

・参加者からの素直な感想を聞いてWSが良くなっていくこと

・WS中に生徒から私たち(大学生)が考えたことがない意見が出たとき

・考えたアクティビティを「おもしろい」と言ってもらえたとき(反対に「何をやりたかったのかわからない」と言われると非常に悲しい)

●子ども(学校)について

・派遣に行った先の小学生がいい子で素直だったこと

・WS中に生徒達が夢中になって取り組んでいるとき。その姿を見ると、いつも今まで(WS作成中)の苦労や不安を忘れられる!

・自分たちが投げかけた問題に、真剣に取り組んでくれている時の大学生と子どもたちの一体感

・子どもたちの笑顔や楽しそうな様子

・WSの最後に、「楽しかった」、「ありがとう」と言ってもらえたこと。「海外に行ってみたくなったと言ってもらえたこと

●チームについて

・チームの中での共有を頑張ったこと

・練習をとことんやり抜いたこと

・深夜までのミーティングと、他チームとの熱い闘い

・皆で沢山集まったこと

●自身について

・後輩が友達に「インストラクターやWSを楽しい」と言っているのを聞いたとき(やっぱり嬉しいもの)

・自分が担当しているコーナーが盛り上がったこと

2.良くなかったことや残念だったこと、嫌だったことはなんですか?

●WSについて

・本番前にバタバタした

・内容が薄い

・4月に始まってから12月まで、WSの目的がしっかり決まっていなかったこと

・毎回悩むのは、生徒たちの反応がない時。「~ですよね?」シーン・・・うなずいたりもなし・・・

・WSのパターンが一定になってしまっているのが嫌だ

・練習不足のために、本番の時間配分や子どもたちに対する対応があまり出来ず、満足のいく結果にならなかった。また、準備があまく道具が足りない場面もあった

・思い通りに進まなかったこと

・子どもの反応がいまいちだったこと

・ファシリテーターの知識不足。柔軟さに欠いたこと

・内容の問題なのか、こちらの伝えたいテーマや意図をきちんと伝えきれていないことがあったこと

・子どもたちに「考えさせる」ではなく「教える」WSになってしまった時

・全体的に時間の流れは早く、時間は余り気味だった

●チームについて

・テスト前の集まりは大変だった

・チームのメンバーとWSの内容や情報について、しっかり共有ができていなかったこと

・きちんと計画を立てていなかった

・リハーサルをやる時間がなかった位にギリギリまでやらなかった

・チームでの集まりがうまく調整できなかった

・チームで集まる期間が開いてしまった(特に夏季休暇)

・集まっても結論が出ない、進まない

・WS作成中に意見もチームの仲も真っ二つの時

・チームの集まりが少ない

・チームでWSの軸が明確になっていない

・少ないミーティングをあまり活かせていない→雑談、論点が逸れやすい

・チームで本音をあまりさらけ出していない

・どこか人任せで、自分から提案をしない人がやや多い

・ファシリテーターに必要なスキル、技術を身につけていない→メンバーに気を配ること、自ら論点を見つけ出すことなど

・意見の対立とかを無理やり突き進むのは嫌だ

・準備段階にて、下調べや道具の準備、話し合いで、一部の人しか参加していない時があったり、情報交換がインストラクター内でうまくできていない時があったこと

・ミーティングへの全体的な集まりが悪い。(やる気が見られないなど)

・ミーティングを週4以上~毎日やっていたため、あまり効率がよくないと思った。そのため「午前中の日」や「週に2回」などメリハリをつければなお良いと思った

・気ままなメンバーを容認しているところ

・練習やミーティングに参加できる人とできない人に差があり、仕事の分担があまり平等ではなかったところ

●自身について

・派遣のときに表情がこわばってしまう

・自身の勉強不足で足を引っ張ってしまった

・前に出て話すことが下手だった

・留学等であまり参加できなかった

・本当の意味で意見を引き出せなかったので、悔しく感じた

・本番になったら緊張で自分自身応用がきかなかったこと

・大学生側として、チームの力にあまりなれなかった

・やはり上級生だからという点もあるが、下級生にアレコレと指示してしまい、下級生自ら率先して意見を述べたり、行動する機会をなくしたり、制限をかけてしまったことを反省

・うまく引き継ぎができていなかったこと。昨年度までリーダーを務めていたため、リーダーの仕事を今年度も多くしてしまったこと(来年度以降が心配)

・ファシリテーターとしての能力がまだまだであること

・練習にあまり参加できなかったこと

3.WSにおいて、ファシリテーターとして工夫していること、心がけていること

●WS時

・分かりやすいように、はっきり、ゆっくり話すこと

・頭の中でまとめてから発言している

・相手の言うことを「そのまま」理解しようとすること

・全員がWSに参加できるようにしたい

・困っている人に声かけ

・自然体で接する

・あまり発言していない人から意見を聞く

・何か意見を拾ったらそれをもっと具体的にしていけるようにつっこむ!

・参加者の名前を覚えること

・相手の目を見ること

・自分の考えを押し通さない

・人の意見を聞いてから発言する

・1つの意見を押し付けることなく、子どもたち自身で考えられるような、言葉がけや発問、説明をすること

・前に立ったら、明るく、大きな声ではっきりと(参加者にわかりやすいように)説明できるようにしていた

・同じ目線に立つ

・自分が話すときは、身振り手振りを大きくしながら話す

・当事者意識が大事

・導かない、尊重する

・“個人と個人”という感じで話すようにしている

・とにかく、子どもたちがみんな楽しめるように、注意している

・子どもたちの積極性を引き出すために、分かりやすい質問、親しみやすさが伝わるように心がけている

・なるべく人の意見を聞くようにし、みんなが納得できるような話し合いのできるようファシリテーターを心がけている

・対象が小学生のときと中学生の時と、クイズや劇中に出てくる言葉を言い換えて、どの子どもたちも理解しやすいWSを作る

・笑顔で、話す時は聞き取りやすい声で話す

・子どもたちに気付きを多く与えること

・場を考えて行動する

・あまり硬い言葉を使わない

・「相手の立場」として考える、説明する(どうやると相手に分かりやすくなるかなど)

・生徒たちの笑顔、気配り。チームとの連携

・子どもたちの様子に合わせた対応をする

・「楽しみながら学んでもらう」を自己目標に掲げ、子どもたちが逸脱し過ぎずかつこちらで拘束しすぎて「やらされている」という感覚を持たないようにうまく誘導すること

・子どもたちに固定観念を植え付けさせないようにすること

・テンポよく進めること。生徒を飽きさせないこと。所々アドリブを入れつつ笑いをとること

・伝わりにくい部分を言い換えてわかりやすくしたり、例を使ったり、理解してもらえるように話すこと

●普段の学校生活にて

・本を読んで勉強する

・自分たちがわからないことをWSにしない

・本番数週間前には完成させておく

・事前準備を進んでする

・意識的に行動する

・WSに関係のありそうなニュースや新聞記事は見るようにしている

・「自分本意ではなく、他人に上手く説明できるようにする」こと

・手抜きを絶対しない。イメージトレーニングを常にやったりしてしっかりと練習する

・常に、客観的に考えること

4.自分のことばで、ワークショップとは?(具体的に)

・皆で集まって、結論の出ない問題について考えること

・人を成長させるもの

・人とのコミュニケーション能力を育てるもの

団結させるもの

・初めて会った人とでもいつも仲良くしている人とでも、話すことや考えることで仲良くなりつつ深めること

・意義のある「何か」のきっかけ作り

「みんなでつくるもの」。WSは一人でもできるが、いろんな人の意見でできたWSの方がもっとおもしろいものができると思う

・WSとは、新たな「場」であり、様々な問題や現実を実感、昇華させる方法である

・協力することで新たな発見、問題解決ができる場

・講義ではないので参加している全員が楽しめる、考えて次につながるようなもの。つながるようにするべきもの

・参加者も、考える側の人も楽しく学べて、印象に残りやすい新しい授業

・毎年、どんどん形を変えていくもので、一つのテンプレがあるとは言えないが、自分の好奇心が成長する場

・成功も失敗もない場!

・全員でいろんなゴールを手さぐりで探す場!

楽しく学べる場!

・WSとは、その場にいる人たちを信頼して、その人たちを受け入れることを通じて、ある課題を解決するプロセスのこと(そこで生み出されたアイディアを検討していくことに意味がある)

・新しいアイディア発明の場

・WSとは世界で起こっている謎をみんなで解決していくもの。みんなでというところが大切で、その場にいる全員の意見が尊重されるべき

・大学生が持つ知識、視点、チームワークをもって作成し、子どもたちの国際的な物事への関心を持つきっかけにしてもらう。また、グループ活動を通して子どもたちが持つ協調性も育んでもらう

・「教える」ことを通して、大学生たちも子どもたちとともに「学ぶ」

・司会進行役が一方的に説明ばかりするのではなく、参加者が自発的に活動に参加できるような環境を整え、司会も参加者も楽しくあるひとつのテーマについて体験しながら学べること

・インストラクターをする方もされる方も一緒に協力してするもの

・社会や世界に関する様々な問題をゲームなどで実際に参加して、楽しみながら考え、様々な意見を取り入れ、知識を得るだけではなく、関心理解を深めるもの

・WS=気付き考え行動する

・「自分で行動して、意見を述べたり、他人と情報をシェアしたり、ディスカッションを何度も重ねて、最終的に100%とはいかなくとも、自分を含めてチーム全員で頑張った結果そのもの」

・参加型の「新しい世界への扉」。WSを通して、世界の色々なことを知れるから(体験)

・自分にとっても、子どもたちにとっても、定まった答えを見つけることができない問題に対して自分なりの答えを探すための活動

・ある種のコミュニティーツールであり、修業の場

・テーマについて下調べすることで新しい知識が手に入り、実際にWSをすることで新しいことに挑戦でき、活動の中でそれまで知らなかった新しい自分にも気づけるもの

・分かりにくいテーマを分かりやすく伝えることができる人

・自分の感じる世界の面白さ、ワクワクする気持ちを伝えていく活動。

・自分で考える、何かを知る可能性

・遊びの中での教育

5.インストラクター事業をもっと楽しく!もっと充実した活動にするにはどうしたらよい?WS・しくみに足りないと思うことや、必要だと思うことについて、自由なアイディアを教えて下さい

●インストラクター事業について

・もっとインストラクターを知ってもらう

・より高い質のWSを作れば知ってもらうことができる

・行事みたいなのを増やす

・インストラクター内だけでなく他の学生や一般の方と知識、情報の交換の場を設ける

・飲食しながら議論できる広い場所が欲しい

・チーム内または学校でまとまりすぎている。学校をこえたチームは難しいが、WSを作成している段階で、もっといろんな考え方やWSの手法を共有したり学べる機会がもっとほしい

・インストラクター事業をもっと周知のものにする

・学校に限らず、地域の方々ともWSを一緒にやれたら楽しそうだと思う。

・様々な情報や知識、考えを様々な人と交換し合う場が多くあると、さらにWSの質を高められるのではないかと考えた

・大学を越えたつながりが作れるとよい(補助などで参加した時にも遠慮などをすることが軽減できるのではないか)

・インストラクター事業をこの先長く続けていくためには、「自分たちは初心者で、WSをさせてもらっている」という意識を忘れないようにしなければならない

・facebookやTwitter等SNSの利用、U streamを使用した番組を放送

・各大学のパイプを強固にするために研修会や交流会などの機会を増やす

●WSについて

・WSを作るまでいかなくてもIBの司会とかをいろいろな人にやってもらう、そういう機会をもっと作る!

・ファシリテーター技術をもっと知りたい。こんな時、どう動くか?など

・まとめで子どもたちに意見を書いてもらうとき、深い考えまで出してもらうことができなかったため、1人ひとりがさまざまな視点で考えをもってもらえるよう、WSに工夫を施す

・子どもたちの方がどんなことに興味を持っているのか、世界のどんなことが知りたいのかが分かればさらに良いWSが作れると思う

・教職員や卒業生のこどもに来てもらい、子どもの視点からWSの意見をもらう

●授業について

・講師の人をもっと呼んでもらう

・WSを大学外で行う場合のマナーや動き方の指導が欲しい

・施設、情報管理

・研修の回数を増やしてほしい

・外部の先生をもっと呼ぶ

・前期から新メンバー(特に1年生)が意見を気軽に出せるような雰囲気が作れるといいと思う(敬和に限ったことかもしれないが)

●ファシリテーターとしての意識

・世の中を本当に変えられるかも?と思うこと

・国情に関して言えば、全体的に相手への配慮が足りない。チームでのミーティングだけではなく、派遣先に対しても同じ

・アドリブに弱い

・ファシリテーターの知識を深めた方がいい

・WS全体であれ、チームであれ、リーダーや周りの知人や上級生に「頼り過ぎない」「人任せにしない」。誰かが指示してくれるのを見ていたり、待つのではなく、自分から率先して指導・行動することが足りなさ過ぎると感じた。自分で行動することは、インストラクター以外にも、絶対必要だから

・ファシリテーター一人ひとりが、活動をもっと楽しんで取り組んでもらいたい。一人ひとりの意識・意欲の転換

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※2013年12月21日(土)、冬季研修会時に集めたふりかえりシートの内容をまとめたものです

※シート記入対象は、国際情報大14名、敬和学園大13名、計27名分のインストラクターです。

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